私が書く理由

 

 

私がブログを書く理由がある。

初めて私が認められたと思ったのは文章の中だった。

 

書き物は自分に向き合うのをやめると突然、驚くほど書けなくなる。

ある本を読んで、文書を書きたいと思ったのが今回のブログを再び書き始めたきっかけでもある。

 

私を初めて認めてくれたのは、一橋大学の一條先生という人だ。たぶん。

それから、日経新聞社の人だ。これは確か。

 

私は日経主催のイベントに高校1年生になりたてのころ、参加した。

お父さんと参加した。

半日のイベントのために、わざわざ新幹線で千葉まで行った。

それは社会人による授業体験プログラムのようなもので、一條先生がそこで話していた。

 

開会式の挨拶だった。

印象的な話だった。内容はもう、よく思い出せないけれど、一條先生が繰り返し使っていた言葉があった。

 

Discover yourself.

 

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なにか強いパワーを感じた。

その日、私はとても緊張していて、不安げで、授業終了後の交流会でも、ずっとお父さんの隣にいた。

「質問しないの?」と父に聞かれたけど、「いいや」「大丈夫」しか言わなかった気がする。

 

 

閉会式で課題が出されて、アフターリポートを日経新聞社に提出するよう一條先生に言われた。締め切りの前の日には一條先生からメールが届いた。

 

今思えば、一斉送信だったろうけど、そのころの私は「一條先生からのメールなら、書くか」と突き動かされて、リポートを書いた。

 

 

その時、初めて寝る前に自分が考えていたことを、1人不安に思ったことを、一條先生ならいいか。と思って書いた。

 

世界が平和になると信じていること、自分の幸せな現状、日本のおかしなところ、児童労働の現状、拙くても自信をもって書いてた。

 

 

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提出したことも忘れていたある日、電話がかかってきた。

そのリポートが入賞した。

 

学校にも連絡が行って、学年通信に載せてもらった。

同じことを考えている子が、話しかけてくれた。

いろんな先生に「読んだよ。」と声をかけてもらった。

賞を取ったことよりも、内容に共感してくれた人がいたことが、安心感を私にもたらした。

 

「私だけじゃなかった。」「1人じゃなかった」

そう思うと自信がついて、夢を語ることも怖くなくなった。誰かに話しかけることも、少しずつできるようになった。

 

そのレポートがこちら。

 

http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/2014/report/report_a13.html

 

このころからワクワクすることを探していたんだ。このころ思ってたような大学生になれてるかな。

 

1つの私の在り方が文章だから、書き続けたい。