金銭感覚は、邪魔だと思う。
反抗期のない私。だったけど、今日はここですこし父に反抗してみたいと思う。
19歳2か月くらいでやっとやってきた反抗期の原因はお金だ。
お金の管理に関して、父は甘いようで厳しい。
なんだかんだ欲しいものは買ってくれるし、行きたいところもにも連れて行ってくれる。母は、誰かのために使うお金を厭わない人なのだが、使いすぎるなと注意しながらも父はそれを認めてくれる。これまで長女で第一子の私を育てるのに、学費や塾のお金沢山お金をかけてくれた。でも、こうもよく言う。「お金は湯水のように湧いて出てくるものではないから、使い方には気を付けてね。」と。
わかる。父の言っていることはわかる。正論だが、私はそれ以上に今という時間の使い方が大事だと思うのだ。
この残り少ない10代の寿命を旅に捧げるためには、多少の借金をしたいと思ってしまう。説得力がないのはわかっているけど、今お金を理由に旅に出るのをやめろというのになぜだか納得できない。
これには、高校生のころ、「お金がないことを理由に留学をあきらめる学生を減らしたい」と志を掲げ動いてきたことがつながっていると思った。
学生団体SPREADというところに私は属していた。ここでは、東北の中高生向けに震災支援の無料の留学プログラムや海外研修を紹介したうえで、実際に参加したことのあるOB・OGと未参加者をつなぎ合わせて、次の留学者を輩出するといったことをしていた。この話はまた今度書くとする。その事もあって、どこか無料で海外に行くことが当たり前と思ってしまう、感謝を忘れてしまった自分がいると思った。
話は変わるが、私はお金を稼ぐのがあまり好きじゃないから、この旅のための借金を返すために自分の写真をスナップマートで売ったり、POLCAで支援を募ったりすることでお金を集められるんじゃないかと思うんだ。
そして言っておくが、私の父は最高だ。
アカデミックなことは何でも聞いたら答えてくれる。豊富な人生経験から多方面への指針を示してくれる。とっても私のことを心配してくれていて、何かするときには先回りして用意していてくれる。家族の時間を大切にする人で、いつもたくさん写真を撮ってくれる。それに対して家族は、恥ずかしがったりしてしまうが、PTA会長などもきっちり勤め上げるかっこいい父を誇りに思っている。1人で生きられるようにたくさんのことを教えてくれるが教えてくれるが、父がいない世界なんて考えられない。
どうか、親孝行に飽きるまで元気でいて欲しい。
と、ここまで書いてみたが父はめちゃくちゃ私に甘いし、いい父であることがわかった。
お父さんありがとう。