旅に出て思ったのは
タイに行ってきた。それは確かに旅であった。
まず旅とは何か。
そして、なぜ旅に出るのか。
そういうことを考えたのでここに記録してみたい。
私にとっての旅の定義は簡単で、余裕があり心拍数の高鳴りを求めるもので、多少の不安と孤独を持ち合わせているもの。
旅行は、旅の1つの形だと思っている。
旅よりも旅行は安定感があるけど、余白が少ないイメージ。
具体的には、泊まる宿を決めているのが旅行で、
決めていないのが旅みたいなイメージ。
事前に事細かにプランを決めるのが旅行で、
のらりくらり行き当たりばったりなのが旅。
これは私の考えだから、違うことを考えている人はぜひ教えて欲しい。
私は旅が好きだ。不安も含めて心拍数の上昇が半端じゃないからだ。
孤独になればなるほど、出会った人とのつながりに感謝できるからだ。
旅行よりも、決めていることや準備していることが少ないから、
旅の方がトラブルが多いと思う。
普段住んでいるところではない土地で起こるトラブルは、
ATMでお金をおろすというごく普通なことができなくなっただけで大問題だ。
孤独で問題に立ち向かうと、不安になる。焦る。問題に気が付かなくなる。
でも、そこで出会う人って天使みたいに見える。
相手も、素直に全力で助けてくれるから、実際本当に天使なんだと思う。
そういう人との出会いってプライスレス。
またどこかで会えそうな気がする。
それが旅の魅力その1。
旅でる理由ではないかもしれないけど、
日本で電車の中で隣に座っていたら話さなかった人とも、
旅先で出会うと日本語が聞こえてくるのがうれしくて話しかけてしまうのは
絶対旅の魔法。
道を聞いて出会った人、
お店で値段交渉するのに話した人、
お店の呼び込みしてる人、
どんな人との出会いも世界のある1点での交わり。
それは日本にいてもそうだけど、
わざわざ飛行機に乗ってきた異国で出会うとその価値が何倍にもなる気がする。
それが旅。
そして、なぜ私が旅に出るかというと、
自分が最も快適に生きられる場所を探すため。
それは8月のサンフランシスコかもしれないし、
お祭りの日のタイかもしれない。
まだまだ知らない場所がたくさんある。
もっともっときれいな景色があるかもしれないし、
快適な気候があるかもしれない。
耳に心地いい言語や音楽に出会うかもしれないし、
本当にほっぺが落ちる食べ物があるかも。
心を癒す風と景色、
これだけあればもう何もいらないと思える景色があるかもしれない。
そんな土地で、愛する誰かに出会うかもしれない。
そんな期待を込めて旅している。今は。
年を重ねるうちに変わってもいい。
その時は心地いい場所が見つかったのかもしれないし。