「エモい」について
私はよく「エモい」という言葉を使う。
最近出会った言葉だし、きっと最近生れた言葉だ。
「どういう意味?」とよく聞かれる。
すると私は、「emotionalの略てこと。感傷的みたいな。」という。
ただ、そんな簡単な説明で片づけてもいい言葉ではないと思うのだ。
エモいとはもっとこう、もどかしくどこか悲しい、そして絶対に忘れてしまいたくない刹那を感じさせるときに出てくる言葉だ。
一意見として聞いて欲しいのだが、エモいといいたいときは、「この瞬間を忘れたくないと思ったとき」だと考えている。
例えば、夕方17時頃の町に落ちているハイネケンのビール瓶を見つけたとき。
私は考える。
どんな物語がこの瓶にあったんだろう。
ハイネケンの瓶を見ると思い出される人たちが、私にはいて、その思い出を振り返ってみる事もあるし、その人たちは今どうしてるだろうと考えることもある。
その瞬間が愛しくて私は「エモい」という。
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エモいとは何か調べたことがある。
エモいとは、感情が高まって強く訴えかける心の動きを表す形容詞で、英語の「emotion」が形容詞化したものです。一般に使われ始めたのはごく最近ですが、音楽シーンでは以前から使われていました。
「今年の新語2016」で堂々第2位 「エモい」ってどういう意味? - ねとらぼ
使い方はなんでもあり。でも私は、エモいといいたくなる時、恋みたいな切なさを覚えるし、ただただ感情が動いたというよりも、もっとこう1ミリメートル先にある孤独みたいな、好きかどうかわからない不安感みたいな、寂しさを感じるのだ。
エモいの意味をもっとうまく表現できるように、決めた。
私はいろんな風景を見て、本を読もう。
沢山の胸の高鳴りを「エモさ」のために感じよう。